イヌツゲ モチノキ科
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| '01.11.03 尾瀬ヶ原:中田代(燧ケ池付近) |
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| '01.11.03 尾瀬ヶ原:下田代(赤田代分岐ー見晴) |
イヌツゲは沖縄を除く日本全域の海岸近くから、尾瀬のような亜高山にまで成育しています。
イヌツゲはツゲ(黄楊)との名がついていますがツゲ科ではなく、モチノキ科に属します。櫛とか将棋の駒を作るツゲは、ホンツゲ(本黄楊)とも呼ばれるツゲ(黄楊)で作られていて、高級品と呼ばれるツゲ製品は、伊豆七島の御蔵島産
や、薩摩半島産が多い事から判るように、暖地の植物です。
東海以西ではツゲの盆栽・植え込みはツゲ科のツゲが使われますが、ツゲがほとんど自生してない関東以北では、モチノキ科のイヌツゲを使います。ツゲとイヌツゲとを比べてみれば、葉っぱが大きく・疎らに枝を出すモチノキ科のイヌツゲに対し、葉っぱが小さく・細かく枝を出すツゲ科のツゲの方が、園芸面では軍配が上がり、今は亡き父も「関東のツゲはなっちょらん! 品がない!」と言っていました、イヌツゲには罪はないのですが(^^;)
イヌツゲのイヌとは、イヌガシ、イヌウメモドキ、イヌザンショウ、イヌタデ、イヌホオズキ、イヌガヤ等で使われる「イヌ:似ているが劣る、役に立たない」と同じ意味で使われています。イヌツゲは葉っぱが互生してますが、ツゲは対生しているので、直ぐに判ります。
尾瀬では尾瀬ヶ原の全域で見られ、上の画像でも判るようにミズゴケが生えている高層湿原にも生えています。尾瀬では6月頃に白い目立たない花を咲かせて、やがて直径5mmほどの黒い球形の実を成らせます。